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参院選スタート 各党党首ら各地で支持訴え

2013年7月4日 17:52
参院選スタート 各党党首ら各地で支持訴え

 第23回参議院選挙が4日、公示された。安倍政権の経済政策「アベノミクス」の是非などを争点に選挙戦がスタートし、各政党の党首らは各地で支持を訴えた。

 自民党・安倍首相「参議院では過半数のない、ねじれているんです。ねじれを解消して政治を安定させ、復興を加速化させて経済を強くして、日本を世界で輝く国にしていこうではありませんか」

 民主党・海江田代表「私どもは、今度の選挙で暮らしを守る力になる。皆さんの暮らしが本当によくなったかということを考えていただきたいと思います」

 日本維新の会・橋下共同代表「日本維新の会だけが、この大阪でやってきたスタイルを貫き通して、批判を恐れず反論を恐れず選挙を恐れず、とことんまで、改革をやり抜いていきます」

 公明党・山口代表「(過去10年間のデフレで)平均の給料が10%も失われてしまった。まずこれを取り戻しましょう。賃金の上昇をぜひ公明党にやらせていただきたい」

 みんなの党・渡辺代表「増税の前にやるべきことがある。テコの原理で国会を動かす。そういう力を与えていただければ、まず自ら身を切る改革を徹底してやってまいります」

 生活の党・小沢代表「今の政権の姿勢、考え方を見ますと、みなさんの生活を、暮らしを本当に守る気があるのかな」

 共産党・志位委員長「どんな問題でも、国民の立場で抜本的対案を示す。自共対決を貫き、躍進を目指します」

 社民党・福島党首「強い国よりやさしい社会です。1%の大企業や、大富裕層のための強い国ではなく、やさしい社会を目指します」

 みどりの風・谷岡代表「若者を不安に陥れている、母親たちを不安に陥れている原発はもうやめなければなりません。消費税を私たちは認めることができません。凍結です」

 今回の選挙は、第2次安倍内閣発足後初めてとなる大型の国政選挙で、与党が過半数を獲得し、衆議院と参議院のねじれ状態を解消するのかどうかが焦点。各政党や候補者は、安倍政権が進める「アベノミクス」の是非や、憲法改正問題、原子力発電を含めたエネルギー政策などをめぐり論戦を展開する見通し。また今回の選挙から解禁されたインターネットを使った選挙運動も注目されている。

 参議院選挙は今月21日が投票日で、即日開票される。