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安倍首相がジブチを訪問、海自隊員を激励

2013年8月28日 1:13
安倍首相がジブチを訪問、海自隊員を激励

 安倍首相は27日、アフリカのジブチを訪問し、ソマリア沖の海賊対策のために派遣されている海上自衛隊の活動拠点を視察、隊員たちを激励した。日本の首相がジブチを訪問するのは今回が初めてで、安倍首相自身の強い意向があったという。

 ソマリア沖のアデン湾は、日本にとっても重要な物流ルートだが海賊事案が多発し、その対策のため日本政府は2009年から海上自衛隊を派遣している。

 安倍首相「国際社会からも大きな期待が寄せられていることを十分に自覚し、強い信念と誇りをもってわが国が果たすべき重要な役割を担っていただきたいと思います」

 安倍首相が視察したのは、2011年に開設された、P3C哨戒機による航空隊のための拠点。

 視察後、安倍首相は、今後さらに国際的な協力を強化する必要があるとして、海賊対処のための多国籍部隊の任務にもP3Cを派遣し、訓練にも参加することを検討する考えを改めて示した。

 日本時間28日未明、最後の訪問国であるカタールに到着した安倍首相は、エネルギーと安全保障外交に加え、東京オリンピック招致に向けた最後の一押しに全力を挙げる考え。