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首相、世界平和や繁栄に貢献する決意示す

2013年9月28日 11:20
首相、世界平和や繁栄に貢献する決意示す

 国連総会などに出席していた安倍首相は27日、アメリカ・ニューヨークで記者会見を行い、日本が世界平和や繁栄に貢献していくとの決意を改めて示した。

 「日本が強く復活し、安全保障分野を含む世界的な課題について積極的な役割を果たしていく」-安倍首相は「女性の社会進出を促し、世界で女性が輝く社会を実現するよう貢献していく」と述べた他、「『積極的平和主義』の旗の下、世界の平和や繁栄のため貢献していく」「日本に対する期待の大きさを感じた」などと、今回の外遊の成果を強調した。

 集団的自衛権の行使をめぐる憲法解釈の見直しについては「国民的な理解が進むよう、努力していきたい。特に公明党の理解を得るべく、議論を進めていきたい」と、見直しに慎重な公明党への配慮を見せた。

 また、消費税率引き上げに備えた経済対策について「賃金を引き上げる企業に税制上の支援をしていきたい」と述べるとともに、「復興予算を減らすことはない」と明言した。

 中国との関係については「対話のドアは常にオープンだ」として、首脳会談の実現に期待感を示した。

 安倍首相は28日に帰国する予定。