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「コントロールされている」発言を野党追及

2013年10月23日 13:31
「コントロールされている」発言を野党追及

 参議院の予算委員会では23日、福島第一原発の汚染水問題で「状況はコントロールされている」との安倍首相の発言について、野党側が追及した。

 民主党・増子副代表は、安倍首相の発言と国民との認識とがずれているなどと厳しく指摘した。

 増子氏「福島県民のほぼ100%、国民の80%近くはコントロールされていないと思っている。国民と総理のずれは、どこから生じるのでしょうか」

 安倍首相「気持ちにおいて、私は全くずれていないと思う。私は行政の最高責任者として、状況を把握していて、それに対する対処を行っているということで申し上げた訳であります」

 安倍首相はその上で、「放射性物質の影響は、発電所の港湾内の0.3平方キロメートル内で完全にブロックされている。外洋においても基準値をはるかに下回る値だ」と述べた。

 また、増子氏が、汚染水が出続ける中、「貯蔵するタンクが足りなくなるのでは」と指摘したのに対し、東京電力・広瀬社長は「タンクを作っていく土地の確保を行うとともに、建物に流れ込む地下水そのものを減らす努力をしている」などと説明した。