「日本版NSC」設置法案、審議始まる
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政府が外交・安全保障政策の司令塔と位置づける「日本版NSC」(=国家安全保障会議)を設置する法案の審議が25日から始まった。
民主党・大島敦議員「現行の組織・機能・体制をどのように検証し、その結果、現行の何が問題だということになったのか。それらの問題点・課題は、本法案によってどのように改善されるのか」
安倍首相「我が国を取り巻く安全保障環境がいっそう厳しさを増す中、私を中心として関係閣僚が平素から戦略的観点を持って審議を行い、政治が強力なリーダーシップを発揮する環境を整備することが新たに必要となっています」
国家安全保障会議は、外交・安全保障の中長期的な戦略を話し合うもので、首相、官房長官、外相、防衛相による4大臣会合などからなる。法案ではまた、国家安全保障担当の首相補佐官を常設することも盛り込まれている。さらに、事務局として内閣官房に「国家安全保障局」を設置するとしていて、安倍首相は25日の答弁で、自衛官の登用を積極的に検討すると述べた他、設立された時点では「60名程度の規模が必要になる」との見通しを示した。
政府・与党は法案を今の国会で成立させたい考え。