機密情報を外部に漏らした公務員らへの罰則を強化する特定秘密保護法案をめぐり、森担当相は１４日の衆議院国家安全保障特別委員会で、与野党の修正協議に期待感を示した。

　日本維新の会・小熊慎司議員「具体的な第三者機関の設置が必要である。それを具体的に示していただかないと、我々も判断できない」

　森担当相「与党が野党のみなさまと誠実に修正協議をすると信じているので、その中でしっかりと協議をいただき、私はしっかりと対応してまいりたい」

　修正協議のポイントとなっている、特定秘密の指定状況をチェックするための第三者機関については、森担当相は１２日、「謙虚に受け止め、検討したい」と述べていた。

　１４日の審議で、小熊議員が「具体的にはどのようなものを考えている」かただしたのに対し、森担当相は「具体的にどうするのかは今後の課題だ」と述べる一方、「与党は真摯（しんし）に修正協議に応じると確信している」と強調した。