安倍首相は４日、地元の山口県を訪れ、１４年も景気回復に向けて全力で取り組むという決意を語った。

　安倍首相は地元の支援者を前に、「今年、東北の復興をさらに加速させていく。復興を支える日本経済は明らかに良くなっている」と話した上で、次のように述べた。

　安倍首相「全国津々浦々まで、もっともっと多くの人々に、そしてわがふるさとにも、この景気回復の実感をお届けすることができるように、全力を尽くしてまいります」

　安倍首相はさらに、「やっとつかんだデフレ脱却へのチャンスを逃すわけにはいかない」などと、景気回復に向けて引き続き取り組んでいく考えを強調した。また、沖縄・尖閣諸島を巡る中国との対立などを念頭に、「美しい海、領土・領空、日本人の誇りを断固守り抜く」と述べた。

　その一方で安倍首相は、年末に靖国神社を参拝したことについては触れなかった。支援者からは「首相の信念だからよかった」と参拝を歓迎する声があった一方、「今日、しっかりと私たちに説明してほしかった」との声も聞かれた。