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首相、オマーン国王と会談 連携強化を確認

2014年1月10日 9:24
首相、オマーン国王と会談 連携強化を確認

 中東・アフリカを訪問している安倍首相は9日、オマーン・カブース国王との首脳会談を行い、安全保障やエネルギー分野での協力を強化することで一致した。政治部・槻木亮太記者が報告する。

 安倍首相「貴国との関係を一層重層的なものにして、外交、安全保障、経済、そして文化交流、あらゆる分野において関係を強化していきたい。包括的なパートナーシップを強化していきたいと思っています」

 安倍首相は会談で、自身が掲げる「積極的平和主義」に基づき、中東地域を含む国際社会の平和と安定に積極的に貢献していくとの決意を強調した。また、共同声明では、重要な海上輸送路であるホルムズ海峡の海賊対策を含む安全保障での連携強化を確認した他、エネルギー分野では日本への原油や天然ガスの安定した供給のため、日本の先端技術を活用していくことも確認した。

 安倍首相はこの後、アフリカ3か国を訪問し、日本の技術などを首脳レベルで売り込む「トップセールス」を積極的に行う考えで、経済を重視する安倍カラーの外交が今年もスタートした形となる。