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集団的自衛権 公明の意見尊重し進める考え

2014年1月25日 16:15
集団的自衛権 公明の意見尊重し進める考え

 衛藤首相補佐官は25日、日本テレビ系列の番組に出演し、集団的自衛権の行使を可能とする憲法解釈の見直しについて、慎重論が強い公明党の意見を尊重しながら議論を進める考えを強調した。

 衛藤補佐官「(Q:野党の一部が『集団的自衛権では乗りましょう』、公明党が『どうしても嫌だ』という局面で、どっちを取るのかという選択を迫られたら?)私どもは公明党を取ると思います。公明党は国民の中での“センターライン”と表現している。そことがっちり組んでいかなければ意味がない」

 集団的自衛権の行使については現在、政府の有識者懇談会が協議を続けており、政府はその報告を受けて結論を出す考え。こうした中、衛藤補佐官は公明党と合意できなければ憲法解釈の見直しを断念するべきとの考えを示した。

 一方で、「公明党は話せば必ず分かると思う。よく話してまとめるのが国民の理解を一番頂けるところだ」と述べ、公明党の理解を得るよう努力する姿勢を強調した。