１０日、参議院・予算委員会では「災害復興」などに関する集中審議が行われている。１１日で東日本大震災から３年を迎えるのを前に、安倍首相は改めて復興への強い決意を示した。

　安倍首相「復興はいよいよ４年目に入るわけであります。今年は被災地のみなさまに復興をより実感していただけるようにしていきたい。復興のステージがあがるたびに、見えてくる課題があります。現場の声を伺いながら、そうした課題にきめ細かに対応していきたいと、このように新たに決意をしているところです」

　安倍首相は「復興は大きく動き出したが、いまだに２７万人もの方々が避難生活をされている」「復興をより実感できるようにしていきたい」と決意を語った。

　また、津波に備えて被災地に建設された防潮堤のメンテナンス費用については地元自治体が負担する事になっているが、安倍首相はこれについて改めて検討する考えを示した。

　安倍首相「今後こうした事の見直しも国としても自治体とよく相談しながら考えていく必要もあるんだろう」

　安倍首相は１０日夕方に記者会見を開き、復興に向けた政府の取り組みなどについて説明する事にしている。