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渡辺代表8億円「純粋に個人として借りた」

2014年3月27日 17:58
渡辺代表8億円「純粋に個人として借りた」

 みんなの党の渡辺代表は27日夕方、化粧品会社の会長から合計8億円の借り入れをしていた問題で会見を開き、「純粋に個人として借りたもの」などと説明、資産報告書を訂正する考えを明らかにした。

 渡辺代表「(化粧品会社の会長から)2010年に3億円お借りをいたしました。2012年に5億円をお借りしております。吉田会長ご自身が私の個人口座にお振り込みをいただいたそうでございまして、純粋に私の借り入れとして、私の裁量で使い道は考えてまいりました」

 渡辺代表は化粧品会社「ディーエイチシー(DHC)」の会長から2010年と2012年に合わせて8億円借り入れたと述べた上で、使い道について「政治家として生きていく上で必要なもろもろの費用に使った。会議費、交際費、旅費など全部政治資金を使うにふさわしくない支出もある」と説明した。

 また、「5億円を超える借り入れ残高がある」と説明した上で、2012年12月時点の資産報告書に借入金は2億5000万円と記載されている点について、「事務的なミスで訂正したい」などと釈明し、資産報告書を訂正する考えを明らかにした。

 さらに渡辺代表は、違法性の認識はなく代表の職を辞する考えはないと強調した。

 渡辺代表「(Q責任をとって地位を辞する考えは?)ございません。きちんと説明していくのが、私の責任を全うすることだと考えている」

 今後、渡辺代表は党の倫理委員長で弁護士の三谷衆議院議員に通帳を提出し、公職選挙法や政治資金規正法などに抵触しないか調査するという。