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離島防衛 水陸両用車「AAV7」を初公開

2014年4月16日 21:17
離島防衛 水陸両用車「AAV7」を初公開

 防衛省は16日、沖縄・尖閣諸島などの離島防衛で陸上自衛隊が島への上陸作戦などに使う水陸両用車を初公開した。

 公開された水陸両用車「AAV7」は、アメリカから参考品として購入したもので、24人が乗れ、最高速度は約70キロ。この車両は、船とキャタピラ車の性能を持ち、離島が侵攻された時は、海上の輸送艦から発進させて、隊員を島に上陸させるのに使う。

 防衛省は、中国による尖閣諸島などへの進出を背景に、離島の防衛や奪還などを専門とする自衛隊版“海兵隊”となる「水陸機動団」を作る計画で、その中にこの水陸両用車部隊を配備する。防衛省は今後5年間で52両を導入する予定で、1両約6億円だという。