集団的自衛権の行使を限定的に容認する閣議決定から一夜明け、政府は関連法案の準備に着手している。

　加藤官房副長官「法案作成チームはきのうの閣議決定後、ただちに立ち上げたところです。関係省庁とも緊密に連携をとりながら検討作業を進めていく」

　加藤官房副長官は２日午前、このように述べ、国家安全保障局に約３０人体制の法案作成チームを設置したことを明らかにした。

　政府関係者は、自衛隊法など関連する十数本の法案の準備を夏の間に終えたいとしている。その上で、秋の臨時国会にはグレーゾーン事態などの関連法案、来年４月の統一地方選挙の後に集団的自衛権の関連法案を通常国会に提出したい考え。

　自民党・高村副総裁「私たちはまだ国民から十分理解を得られていないというのは、その通りだと思う。それを理解を得るべく、説明責任を果たしていく」

　一方、高村副総裁はこのように述べ、国会審議を通じて国民への説明責任を果たすと強調した。