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防衛省概算要求5兆円計上 3年連続増額へ

2014年8月20日 21:46
防衛省概算要求5兆円計上 3年連続増額へ

 防衛省が来年度予算の概算要求に約5兆円を計上することが分かった。離島防衛のための体制整備を進めるため、新型輸送機「オスプレイ」を配備する佐賀空港周辺の土地取得費用などが盛り込まれている。

 防衛省の2015年度予算の概算要求総額は、米軍再編経費などを含めて5兆545億円で、今年度予算と比べて3.5%増え、3年連続の増額となる。中国を念頭にした尖閣諸島などの離島防衛の強化が柱で、オスプレイを配備する佐賀空港周辺の土地取得費や、長崎県に作る「水陸機動団」の拠点整備などに約190億円を計上する。

 さらに、最新鋭ステルス戦闘機「F35」を6機購入するため1139億円を計上した他、具体的な機体数の明記は見送ったものの、オスプレイをはじめ無人偵察機「グローバルホーク」や早期警戒管制機、水陸両用車も購入する方針。