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民主・野田議員、“セクハラ”ヤジ認め陳謝

2014年10月8日 16:23
民主・野田議員、“セクハラ”ヤジ認め陳謝

 民主党の野田国義議員は8日、7日の参議院予算委員会で山谷国家公安委員長に対しセクハラともとれるヤジをとばしたことを認め、「誤解を与えたことはおわびする」と陳謝した。

 7日の参議院予算委員会では、山谷国家公安委員長がいわゆる「ヘイトスピーチ」と呼ばれる民族差別的言動を行う団体のメンバーと過去に写真をとっていたことをめぐり、質疑が行われた。民主党の小川議員が、写真は山谷氏が宿泊していたホテルで撮影されていたと指摘し、親しい関係なのではないかとただしていたところ、「宿泊先まで知っているということは懇ろの関係ではないか」とのヤジがとんだ。

 これについて野田議員は、ヤジは自身の発言であることを認めた上で、「親しい関係という意味で懇ろという言葉を使った。誤解を与えたことはおわびする」と陳謝した。ただ、「男女の関係という意味で使ったわけではない」と釈明した。

 これに関連して、菅官房長官は「発言はセクハラ発言の最たるものだ。女性を冒とくする発言で、看過できない」と厳しく批判した。

 また、自民党の高村副総裁も「極めて下品なヤジがとんだことは大変、残念だ」と述べた。