現在調査をしっかりやっている~小渕経産相
政治資金の問題で与党内から辞任論も出る中、小渕経産相は18日午後、「いまやらなければならないことはしっかり調査をすることだ」と述べた。
小渕経産相「私とその政治資金に関わる様々な問題について、現在は調査をしっかりやっているということです」「(Q辞任の考えはないか)いま私がやらなければならないことは、私自身の政治資金に関する問題のためにしっかり調査をすることだと思います」
小渕経産相は18日、予定されていた愛知県での公務を警備上の問題を理由にとりやめ、現在は経済産業省に入っている。安倍首相は18日午後、訪問先のイタリアから帰国したが、小渕経産相は「安倍首相ときょう会う予定はない」と話した。
小渕経産相をめぐっては2012年に後援会が観劇会を開催しているにもかかわらず、後援会などの収支報告書に収入や支出の記載がなかった問題などをめぐり国会で追及を受けていた。
周辺によると小渕経産相は野党からの追及を受け「弱気になっている」とのことで、与党の複数の幹部からは「辞めざるを得ない」「もたないのじゃないのか。もはや辞め方の問題だ」との声が上がっており、与党内では辞任は避けられないとの声が強まっている。
安倍内閣の閣僚の1人は「看板である小渕経産相が辞めれば、安倍政権へのダメージは想像以上に大きい」として慰留すべきとの声もあるが、小渕経産相の周辺は週明けにも国会などで自らの問題の調査結果を説明した後に辞任するだろうとの見方を示している。