大阪都構想、市議会で否決 橋下氏「残念」
橋下大阪市長と大阪維新の会が進める大阪都構想について、大阪市議会は27日、設計図である協定書を否決した。この後、大阪府議会でも否決となる見通し。
27日午後に開かれた大阪市議会の本会議で、過半数を握る野党は、都構想の設計図である協定書を否決した。大阪府議会では、常任委員会ですでに否決され、現在開かれている本会議でも否決となる見通しで、住民投票実施の前提となる両議会での可決は得られないことになった。
橋下市長「非常に残念です。協定書は再度出します」
都構想は、大阪市を解体して5つの特別区に再編することで、二重行政を解消し、住民に身近な自治体を作るものだが、野党側は、維新のみで完成させた協定書を「無効だ」とし、「中身も問題だらけだ」と批判を強めていた。