震災犠牲者の「国営追悼・祈念施設」設置へ
政府は31日の閣議で、東日本大震災の犠牲者を追悼するため「国営追悼・祈念施設」を岩手県と宮城県に設置することを決定した。
竹下復興相「追悼と鎮魂という一面と震災の記憶、あるいは教訓といったようなものを風化させないということも、私たちの思いの中にこめられている」
施設は、岩手県の陸前高田市と宮城県の石巻市に設置され、費用は国が負担する。復興の象徴となる広場などを造ることが検討されており、2020年度末までの完成を目指している。
政府は福島県にも同様の施設を設置する予定で、県は候補地の選定を進めている。