×

解散、消費増税めぐり安倍首相が注目発言

2014年11月16日 19:17
解散、消費増税めぐり安倍首相が注目発言

 オーストラリアを訪問中の安倍首相が16日、解散・総選挙について注目発言をした。現地からNNNブリスベーンの槻木亮太記者が中継。

 安倍首相は「消費税率を引き上げて景気が腰折れし、税収が落ちていけば元も子もない」「冷静な判断が求められる」などと語った。消費税率引き上げを先送りし、衆議院の解散・総選挙に踏み切る考えを示唆したもの。

 日本時間16日夕方に同行記者団と懇談をした安倍首相は衆議院の解散・総選挙について「これまで解散に言及した事はない。この言い方を今変える段階にはない」と語る一方、一般論として「民主党の大失敗は消費税率の引き上げという大きな課題を、選挙で国民に問う事なく決めた事だ」「国民の理解と協力なくして政策を進めていく事はできない」と指摘した。

 その上で安倍首相は「消費税率をなぜ上げるのか。税収を増やすためだ。税率を引き上げて景気が腰折れし、税収が落ちていけば元も子もない」と語り、消費税率引き上げを先送りし、衆議院の解散・総選挙に踏み切る考えを示唆した。