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安倍首相、今夜衆議院解散表明へ

2014年11月18日 12:15
安倍首相、今夜衆議院解散表明へ

 安倍首相は18日夜、記者会見を開き、来年10月からの消費税率10%への引き上げを1年半、先送りすることと衆議院を解散することを正式に表明する。竹内真記者が中継。

 いよいよ解散を表明する安倍首相だが、18日朝は笑顔で官邸に入った。首相官邸では、午前10時から消費税率引き上げの是非について有識者らから意見を聞く会合が開かれた。安倍首相はこの会合を踏まえて消費税率の引き上げを2017年4月まで1年半、先送りすることを最終判断し、夕方、自民党の臨時役員会で、先送りと衆議院解散の意向を伝える見通し。

 その後、経済財政諮問会議で円安対策などを柱とする経済対策のとりまとめを指示した上で、夜には記者会見を開く予定。会見では、消費税率の10%への引き上げ時期は法律で決まっており、これを先送りすることには国民の理解と協力が必要であるなどと解散の理由を説明することにしている。

 また、公明党が導入を求める軽減税率について、先送りした1年半後の消費税率の引き上げ時には導入を前向きに検討することを表明する見通し。総選挙は12月2日公示、14日投開票とする方針。

 一方、総選挙を前にみんなの党では民主党との合流を模索する浅尾代表とそれに反対する議員が激しく対立している。合流に反対する議員らは18日朝、浅尾代表と会談し合流を強行するなら解党するよう求めたが、浅尾代表は回答しなかったという。選挙を控え、みんなの党は分裂の含みとなっている。