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衆院選 「アベノミクス」などが争点に

2014年11月21日 23:49
衆院選 「アベノミクス」などが争点に

 衆議院が、21日、解散された。約2年ぶりとなる衆議院の総選挙は安倍政権が進めてきた経済政策、「アベノミクス」継続の是非が最大の争点となる。

 政府は21日、臨時閣議で来月2日公示、14日投開票という衆議院選挙の日程を正式に決定した。与野党ともに候補者擁立の調整や公約作成などの準備を急いでおり、事実上の選挙戦に突入している。

 安倍首相「本日、衆議院を解散致しました。この解散は、アベノミクス解散であります。アベノミクスを前に進めるのか、それとも止めてしまうのか、それを問う選挙であります」「私たちの経済政策が、間違っているのか正しいのか、本当に他に選択肢はあるのか国民の皆様に伺いたいと思います」

 安倍首相はさらに、「経済の好循環を力強く回し続けることで、全国津々浦々にいたるまで、景気回復を実感できる」と強調した。

 民主党・海江田代表「安倍政権の経済政策、これをこのまま続けて本当に国民が豊かになれるのか、経済が持続的安定的に成長するのか」

 維新の党・江田共同代表「身を切る改革、そして実のある改革、断行できるのは維新の党だけだと」

 公明党・山口代表「軽減税率の導入、これを目指して真に実現するために、公明党を勝たせてくださいと国民のみなさまに心から訴えようではありませんか」

 次世代の党・平沼党首「出た人は全員当選するように、一丸となって努力をしていきたい」

 共産党・志位委員長「安倍政権の暴走ストップ。必ず躍進を勝ち取りましょう」

 生活の党・小沢代表「アベノミクスという何の中身もない言葉に踊らされて、結局は今になって国民の負担は増える一方で」

 社民党・吉田党首「雇用や福祉をしっかり立て直し、家計を温める経済政策に転換をさせていくこと」

 今回の総選挙では、「アベノミクス」継続の是非が問われる他、集団的自衛権や原発の再稼働問題なども争点となる見通し。