安倍首相 経済最優先で取り組む決意
衆議院選挙で圧勝した自民党の安倍首相が15日に会見し、今後も経済最優先で取り組んでいくとの決意を述べた。
安倍首相「引き続き経済最優先で取り組み、景気回復のあたたかい風を全国津々浦々にお届けしていく決意です」「私は国民の皆さまとともに、この道をぶれることなく、しっかりとまっすぐに進んでいく考えです」
衆院選での圧勝を受け安倍首相は、「私たちが数におごり、謙虚さを忘れれば、国民の支持は一瞬にして失われる」と述べ、緊張感を持って政権運営に当たると強調した。
また、来週24日に発足する見通しの第3次安倍内閣の閣僚人事については、「大詰めの予算編成や経済対策のとりまとめなど、今後のスケジュールを考えたときに時間に余裕はない」などと述べ、すべての閣僚を再任する考えをにじませた。
一方、衆院選で落選した民主党の海江田代表が、代表を辞任する考えを表明した。
民主党・海江田代表「民主党の代表を辞めることを決意しました」
民主党は15日夜、緊急の役員会を開いたが、後任を決める代表選挙の日程などは結論が出なかった。17日の両院議員総会で決めることにしているが、後任について党内からは岡田代表代行や細野元幹事長らの名前が挙がっている。
その細野氏だが、15日夜、自らに近い議員と会合を開いた。出席者からは細野氏に出馬を促す意見が出たという。細野氏自身は、出馬について「全くの白紙だ」と述べているが、周辺には要請があれば、前向きに検討する考えを示している。