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「農業を成長産業に」首相が農協改革に意欲

2015年2月19日 12:55
「農業を成長産業に」首相が農協改革に意欲

 安倍首相は19日の衆議院予算委員会で、「農業を成長産業に変えていく」などと農協改革に強い意欲を示した。

 「規制改革の柱」と位置付ける農協改革の意義をただされた安倍首相は「農業に参加する若者が増えるように変えていきたい」などと強調した。

 安倍首相「(農協改革で一番大切なことは)若い方々が自分たちの情熱や意欲や努力で新たな地平を切り開くことができる分野だと思ってもらえる。そういう成長産業に変えていくことです。さらに、農業に参加する若者が増える農村、農業に変えていきたい」

 さらに農業の海外展開を進め、農産物の輸出額を去年の約6100億円から将来は1兆円まで引き上げたいとの考えを示した。

 ところで、政府は戦後70年にあたって安倍首相がこの夏に発表する談話をめぐる有識者会議の座長に、西室泰三・日本郵政社長を起用する方向で最終調整に入った。西室氏は去年、李克強首相と会談するなど中国と太いパイプがあり、談話について中国などの理解を得やすくしたいとの狙いもあるとみられる。