自民党の二階総務会長が１１日、中国の李金早・国家観光局長と都内で会談し、観光分野などで日中間の民間交流をさらに進めていくことを確認した。

　会談で二階総務会長は、日中関係が冷え込んだことにより中国を訪問する日本人観光客が減ったことに触れ、「李局長の来日をきっかけに再び活発な交流ができるよう願っている。日中関係が良い方向に前進するよう努力したい」と述べた。

　これに対し、李局長は「今まで両国の間に難しい問題があった」と指摘した上で、「今の局面で一層、民間交流を工夫して拡大しないといけない」と話した。

　両氏は今後、観光などの分野で交流を進めていくことを確認した。二階氏は観光交流の促進のため、来月下旬に３０００人規模での訪中を予定している。