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【体操男子団体】3.267“絶望的点差”から最終種目鉄棒で大逆転の金メダル

2024年7月30日 6:46
【体操男子団体】3.267“絶望的点差”から最終種目鉄棒で大逆転の金メダル
体操男子団体決勝 中国との得点差推移
◇パリオリンピック2024 体操男子団体決勝(大会4日目=日本時間30日、ベルシー・アリーナ)

体操男子日本代表が8年ぶりの金メダルを獲得。最終種目では3点以上の大逆転劇を演じました。

最初のゆかでは日本の3人がミス無く演技をまとめ、中国から0.734リード。

しかし続くあん馬では橋本大輝選手が落下のミス。中国にかわされ0.5のビハインドとなりました。

3種目めのつり輪。中国は東京五輪種目別金メダリストと、それを上回って予選1位に立った選手がそれぞれ完璧な演技を披露し、点差を3.133まで広げられる状況。

4種目めの跳馬では中国に転倒のミスがあり、点差を1.799まで詰めますが、5種目めの平行棒では中国の“平行棒の神”鄒敬園選手が唯一の16点台を出すなど、3.267まで開けられます。

体操では落下の減点が『1.0』と、現実的に中国の失敗がなければ追いつけない絶望的な状況で最終種目鉄棒を迎えます。

それでも1番手の杉野正尭選手が高難度の離れ技を次々決めると、2番手の岡慎之助選手も美しさと柔軟性を生かした演技で14点台をマーク。

すると中国の蘇イ徳選手がまさかの2度の落下。予定していたDスコアも下がり、11.600と大ブレーキとなります。

日本の最終演技者・橋本大輝選手は予選から難度を落としますが、4つの離れ技を決めると、着地も1歩に抑え14.566をマーク。中国は15.265を出せば逆転のところ、14.733と及ばず。

日本は絶望的点差から最終種目での大逆転で8年ぶりの金メダルを獲得しました。
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