体操・杉野正尭が初代表で躍動「会場を日本の色に染められた」出場3種目でチームトップ
体操・杉野正尭選手(写真:西村尚己/アフロスポーツ)
◇パリオリンピック2024 体操男子予選(大会2日目=日本時間27日、ベルシー・アリーナ)
8年ぶりの王座奪還に向け、予選を2位通過した体操男子日本代表。個人総合連覇のかかる橋本大輝選手が鉄棒で転倒するなど不調の中、輝きを放ったのが初代表の杉野正尭選手です。
杉野選手は第1種目の跳馬、2番手で演技を任されると、大技『ロペス』に成功。雄大な跳躍でチームトップの14.600をマークし、チームを勢いづけます。
第3種目の鉄棒では、直前に演技した橋本選手が着地で手をつくミス。この種目連覇の道が立たれました。
そんな中でも杉野選手はF難度の『ペガン』を皮切りにG難度の『カッシーナ』、『コバチ~コールマン』の連続技など5つの離れ技を決め、最後の伸身新月面宙返り下りの着地も微動だにせず。観客を煽るようなジェスチャーでフランスの観客をトリコに。この種目チームトップ、全体3位の14.733をマーク。種目別決勝の権利も獲得しました。
8年ぶりの王座奪還に向け、予選を2位通過した体操男子日本代表。個人総合連覇のかかる橋本大輝選手が鉄棒で転倒するなど不調の中、輝きを放ったのが初代表の杉野正尭選手です。
杉野選手は第1種目の跳馬、2番手で演技を任されると、大技『ロペス』に成功。雄大な跳躍でチームトップの14.600をマークし、チームを勢いづけます。
第3種目の鉄棒では、直前に演技した橋本選手が着地で手をつくミス。この種目連覇の道が立たれました。
そんな中でも杉野選手はF難度の『ペガン』を皮切りにG難度の『カッシーナ』、『コバチ~コールマン』の連続技など5つの離れ技を決め、最後の伸身新月面宙返り下りの着地も微動だにせず。観客を煽るようなジェスチャーでフランスの観客をトリコに。この種目チームトップ、全体3位の14.733をマーク。種目別決勝の権利も獲得しました。
極めつきは5種目めのあん馬。杉野選手が最も得意とする種目ですが、長い腕を生かした勢いのある旋回とバランス感覚にあふれる『Fコンバイン』『ショーン』などの大技を次々と決め、こちらもチームトップの15.033をマークしました。
出場3種目でチームトップの得点を出し、チームを勢いづけた杉野選手。試合後には「個人戦じゃないので、どれだけチームを勢いづけられるかも勝負の行方を左右するので、僕の演技でチームを鼓舞できたことはうれしかったし、会場を日本の色に染められた」と振り返りました。