旧ソ連のグルジアの国名の表記を「ジョージア」に変更することを盛り込んだ改正在外公館法が１４日、衆議院本会議で全会一致で可決・成立した。

　グルジアは２００８年のロシアとの軍事衝突をきっかけに、国名をロシア語に基づくグルジアから英語の読み方である「ジョージア」に変更するよう各国に働きかけを行っていて、日本政府も応じる意向を示していた。

　政府が公文書などで国名を表記する際には在外公館法に記載された在外公館の名称が基準となるが、１４日の衆議院本会議でグルジア大使館の名称をジョージア大使館に変更した改正在外公館法が全会一致で成立した。

　来週２２日に施行される予定だが、その後は政府の公文書などでグルジアがジョージアと表記されることになる。