NHKの“厳重注意文書拒否”民主党が聴取
“やらせ”が指摘されていたNHKの「クローズアップ現代」に関する最終報告が出たことを受け、民主党が13日、事情を聞いた。この中では、NHKが総務相名の厳重注意の文書を一時、受け取り拒否したことに質問が集中した。
これは、最終報告が出た先月28日、高市総務相による厳重注意が記された行政指導文書をNHKの理事に手渡そうとしたところ、5時間にわたり受け取らず、総務省が「NHKが受け取りを拒否している」と説明したもの。
NHK側は民主党の13日朝の会議で、「行政指導を受けるとは聞いていなかったので会社に戻り、会長らと受け取るかどうか協議した。納得して受け取りたかった。『拒否』ではなく『留保』だ」などと説明した。
一方、出席議員からは「夜中にファクスで行政指導文書を送るとは前代未聞だ」「NHKにこうした対応を許す総務省にも違和感がある」などと総務省に対する批判も出た。