自民党は１３日朝、小型無人機＝ドローンの規制について関係部会を開き、首相官邸などの飛行禁止区域を設けた上で、違反者には１年以下の懲役などの罰則を科すことを柱とする法案を了承した。

　自民党がまとめた法案では、ドローンの飛行禁止区域の対象施設として、首相官邸、国会議事堂、最高裁判所、皇居、赤坂御所、外国公館、国会議員が所属する政党の事務所などが指定され、これらの施設の周囲約３００メートルも飛行禁止区域とした。その上で違反者には１年以下の懲役か５０万円以下の罰金を科すなどとしている。

　自民党では各党にも賛同を呼びかけて早期に国会に法案を提出し、今国会中の成立を目指す方針。