衆議院の厚生労働委員会は、与党側が労働者派遣法改正案の審議を行おうとしたのに対し、民主党と共産党が日本年金機構の個人情報流出問題を審議すべきと反発して紛糾した。

　厚生労働委員会の理事会で、与党側が労働者派遣法改正案を審議するよう求めたのに対し、民主党と共産党は個人情報流出問題の審議を優先するべきだとして強く反発した。しかし、自民党の渡辺委員長は派遣法改正案の審議を行うことを決め、これを止めようとした民主党の議員と一時もみ合いになった。

　その後、渡辺委員長が開会を宣言したのに対し民主党議員らは席に詰め寄って反対し、委員会は一時騒然とした。

　その後、民主党と共産党の委員全員が委員会を退席した中、派遣法改正案の質疑が行われた。