派遣法改正案の採決 来週以降に先送りへ
派遣労働者の無期限派遣を条件付きで認める労働者派遣法改正案を巡り、与党側は12日の衆議院厚生労働委員会で採決を行う構えだったが、民主党が強く反発している事などから来週以降に先送りされる見通しとなった。
11日の衆議院厚労委員会の理事会で与党側は、12日の委員会で改正案を採決する事を提案した。民主党や共産党は欠席したが、維新の党は受け入れたため、与党側は当初、12日の委員会で採決を行う方針だった。
これに対し、民主党などの野党は、後半国会の最大の焦点である安全保障関連法案をはじめ、全ての国会審議に応じない姿勢を示すなど強く反発した。
民主党・高木国対委員長「(採決の場合)当然にして正常な審議、ある意味では、波が高ければ、これまで協議を重ねた事からすると、その限りではない」
さらに、採決を容認した維新の党も円満な国会運営を与党側に求めたため、与党側は採決を見送る事にした。