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【自民党・党大会】選挙、少子化対策…岸田首相の発言と党内の反応は?<記者報告>

2023年2月26日 16:26
【自民党・党大会】選挙、少子化対策…岸田首相の発言と党内の反応は?<記者報告>

自民党の党大会が開かれ、岸田首相は、4月の統一地方選挙について「国民に最も身近で最も大切な選挙だ」として結束を訴えました。谷桃子記者の報告です。

岸田首相「自民党にとって、国民に最も身近なところで行われる統一地方選挙は最も大切な選挙です。まなじりを決して、来る統一地方選挙を必ず勝ち抜こうではありませんか」

岸田首相は、衆参5つになる見通しの補欠選挙についても「今後の国政にも影響を与えるかもしれない重要な選挙だ」と強調しました。

一方、岸田首相はいわゆる統一教会問題について、一切、言及しませんでしたが、自民党幹部は「選挙前に統一教会問題が必ず再燃する。岸田総理も警戒しており厳しい戦いになる」と指摘しています。

また、自民党は、党大会で採択した今年の運動方針で、少子化対策について「国民共通の重大な危機に真正面から立ち向かう」と明記しました。

岸田首相「少子化に打ち勝ち、持続可能で包摂的な経済社会をつくり上げていくために、子ども子育て政策を最優先で取り組んでまいります」

しかし、いまだに具体策が見えない現状について、自民党内からも「何が異次元の対策なのかはっきりしない」「結局、何も進んでいない」といった批判が出ています。

自民党は、一大決戦と位置付ける4月の統一地方選と補欠選挙を勝ち抜くことができるのか。岸田首相には、少子化対策や賃上げなどの課題に具体的な政策を打ち出せるかが問われています。