岸田首相、ロシアを強く非難 焦点の追加制裁は…
ロシアがプーチン大統領の指示によりウクライナへの攻撃を始めたことを受け、岸田首相は、ロシアによる侵攻を強く非難しました。
岸田首相は「力による一方的な現状変更を認めない国際秩序の根幹を揺るがすものだ」と厳しく批判しました。
岸田首相「今回のロシアによる侵攻は、力による一方的な現状変更を認めないとの国際秩序の根幹を揺るがすものであり、ロシアを強く非難するとともに、米国をはじめとする国際社会と連携して、迅速に対処してまいります」
今後の焦点はロシアに対する追加の制裁です。24日午後11時からはG7首脳テレビ会議も行われる予定で、これが終わった後にも追加の制裁は発表される見通しです。
外務省幹部は、「日本はG7と足並みをそろえて追加の制裁を発動する。西側諸国はしばらくロシアと断絶状態にならざるを得ない」との見通しを示しています。ロシアが日本などの制止を振り切り、侵攻に踏み切ったことで、強い措置を取らざるを得なくなったとの分析です。
ただ、別の外務省幹部は「日本として打てる手はあまりない。G7と連携して制裁の実効性を高めていくしか方法がない」と話しています。
一方、松野官房長官は会見で、ウクライナに滞在している約120人の日本人について「現時点で被害は確認していない」と述べました。