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報道圧力発言 安倍首相「看過できない」

2015年7月3日 12:09
報道圧力発言 安倍首相「看過できない」

 自民党議員が「マスコミをこらしめる」などと発言したことについて、民主党の枝野幹事長が報道機関に対する圧力ともとられる発言だと批判したのに対し、安倍首相は「看過できない」などと自らの責任を初めて認め、「国民の信頼を損ねる発言だ」と述べた。

 枝野幹事長「(自民党議員から)相次ぐメディアに対する圧力とも受けとられるような発言が繰り返されている。このことについて安倍総理、ひと言もないのか」

 安倍首相「党本部で行われた勉強会ですから最終的には私に責任がある。これは大変遺憾であり非常識な発言であり、国民の信頼を大きく損ねる発言であり看過することはできない」

 安倍首相は「例えば安倍政権を非難しても報道の自由が侵されてはいけない。企業に圧力をかけて広告を出さないようにすることはあってはならないことだ」と強調した。

 一方、安全保障関連法案をめぐり与党側は3日朝、採決の前提となる中央公聴会を10日に行うことを野党側に提案したが結論は出なかった。こうした中、維新の党は安保関連法案への自らの対案について自民党などに説明した。8日にも国会に提出する方針。