女性3閣僚が靖国参拝 首相は玉串料奉納
靖国神社には15日、高市総務相ら3人の女性閣僚が参拝した。一方、安倍首相は参拝を見送り、代理人を通じて私費で玉串料を奉納した。
自民党・萩生田総裁特別補佐「(安倍首相は)ご英霊に対する感謝の気持ち、靖国への思いは変わらない、そのことだけはおっしゃっていました」
代理を務めた萩生田総裁特別補佐は記者団に対し、安倍首相が2013年の参拝で中国や韓国から反発を受けたことに触れ、「意が正しく伝わらず、政治問題・外交問題化した。総合的に判断して参拝を見送ったと思う」と述べた。安倍首相は14日に発表した首相談話で「我が国は先の大戦に痛切な反省と心からのお詫(わ)びの気持ちを表明してきた。歴代内閣の立場は今後も揺るぎない」としている。
一方、安倍内閣からは有村女性活躍相と高市総務相、山谷国家公安委員長の3人の女性閣僚が参拝した。
山谷国家公安委員長「国のために尊い命をささげられたご英霊に、感謝のまことをささげてまいりました。平和な国づくりをお誓いしてまいりました」
また、高市総務相は「どのように慰霊をし、おまつりをするかは、それぞれの国の国民の問題だ。外交問題になるべきではない」と述べた。
この他、自民党の稲田政調会長や内閣府の小泉政務官、超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」のメンバー60人あまりも靖国神社を参拝した。