安保関連法案“賛成”“反対”それぞれ集会
安全保障関連法案の審議が大詰めを迎える中、都内では9日、有識者や市民団体が法案に賛成、反対の立場からそれぞれ集会を開いた。
国会近くにはジャーナリストの桜井よしこさんのほか、自民党などの国会議員ら合わせて300人あまりが集まり、安保関連法案に賛成する集会を開いた。桜井氏は「法案を成立させなければならない。国際情勢を見れば明らかだ」などと述べた。その上で、法案の早期成立を求める要望書を取りまとめ、菅官房長官に届けた。
一方、日比谷公園では雨が降りしきる中、法案に反対する市民団体などが集会を開き、「戦争する国、絶対反対」などと訴えた。集会には民主党の枝野幹事長も姿を見せ、「徹底的に審議を求め、あらゆる手段で法案の成立を阻止する」と強調した。集会には主催者発表で約5500人が参加したという。一方、警察関係者によると参加者は約2000人だったという。