大雨 首相「人命の安全確保最優先」
栃木県や茨城県に大雨の特別警報が出されるなど関東地方では記録的な大雨となっている。こうした事態を受け、安倍首相は10日午前、「経験したことがないような大雨が降り続く恐れがある」として、人命の安全確保を最優先に取り組む考えを強調した。
安倍首相「今後も地域が経験したことがないような大雨が降り続く恐れがあります。政府一丸となって人命の安全確保を第一に、災害応急対策に万全を期してまいります」と述べ、国民に警戒を呼びかけると共に政府として人命の安全確保を最優先に取り組む考えを強調した。
安倍首相は10日午前7時過ぎ、関係省庁に対し、人命の安全確保を第一とする災害応急対策や国民への的確な情報提供、また浸水が想定される地区の避難支援に万全を期すよう、指示した。
菅官房長官は10日午前11時過ぎから行った会見で、現時点で行方不明となっている人が1人、重傷が3人、軽傷が12人、さらに住宅の一部破損が8棟などの被害が出ていることを明らかにした。その上で、政府として今後の対応に万全を期していく考えを述べた。