国勢調査オンライン回答 当初目標の2倍に
今回初めて本格的に行われた国勢調査のオンライン回答は、当初目標のほぼ2倍に達したと高市総務相が25日、発表した。
今月10日から20日までの期間中にオンライン回答したのは1917万5769件で、前回調査の総世帯数をもとに試算すると36.9%がオンライン回答した。
高市大臣は「想定よりも多くの回答をいただいた。引き続き紙の調査票による調査も始まるので協力を」と呼びかけた。
総務省統計局の担当官は目標の2倍近い結果について「オンライン回答は簡単との口コミが広がった事も大きい。システムトラブルもなく、ほっとしている」と述べた。
なお、都道府県別に見ると、オンライン回答率が高かったのは以下の通りだった。
1.滋賀県(48.4%)
2.富山県(45.7%)
3.岐阜県(45.4%)
4.愛知県(45.1%)
5.奈良県(45.0%)
また、低かったのは以下の通り。
1.沖縄県(22.7%)
2.高知県(25.1%)
3.東京都(26.0%)
4.鹿児島県(27.8%)
5.青森県(29.5%)
担当官は、「各自治体によるPR活動の力の入れ方により違いが出たのかもしれない。東京都が低いのは、人口や留守宅が多く案内ビラの配布に時間がかかったためだ」と話している。