第3次安倍改造内閣、顔ぶれ固まる
安倍首相は7日、内閣改造を行う。焦点となっていた1億総活躍担当相に加藤勝信官房副長官が内定するなど、第3次安倍改造内閣の顔ぶれが固まった。
1億総活躍担当相は安倍首相が今回新たに置くもので、アベノミクス第2ステージの主な政策目標として少子高齢化対策などに取り組む。加藤氏は、安倍首相の側近で政策通として知られ、初入閣となる。
経済産業相には林幹雄氏が内定したほか、河野太郎氏が行革担当相として初入閣する。また、文部科学相には馳浩氏、農林水産相には森山裕氏、復興相には高木毅氏、法相には岩城光英氏、国土交通相には公明党の石井啓一氏が内定している。
女性閣僚としては、いずれも参議院から、島尻安伊子氏が沖縄・北方担当相、丸川珠代氏が環境相として初入閣する。
このほか、石破茂地方創生担当相と遠藤利明オリンピック・パラリンピック担当相の留任も固まり、菅官房長官や麻生財務相らあわせて9人が留任となる。
安倍首相は7日午後、内閣改造を行った後、夜には記者会見を開き、人事の狙いなどについて説明することにしている。