きょう安倍内閣改造 初入閣や女性閣僚も
安倍首相は7日、内閣改造を行う。焦点となっていた1億総活躍担当相に加藤勝信官房副長官が内定するなど、第3次安倍改造内閣の顔ぶれが固まった。
内閣改造に先立って、自民党本部では党役員人事が行われている。既に谷垣幹事長ら執行部の留任が固まっており、正式に了承される運び。
今後の流れは、7日昼には閣僚の辞表をとりまとめる臨時閣議が行われ、午後1時半すぎから組閣本部を立ち上げて、午後2時前には新閣僚が官邸に呼び込まれる。
新たな体制の顔ぶれは既に固まっていて、焦点の1億総活躍担当相には加藤勝信官房副長官が内定した。1億総活躍担当相は安倍首相が今回、新たに置くもので、アベノミクス第2ステージの主な政策目標として、少子高齢化対策などに取り組む。
また、経済産業相には林幹雄氏、初入閣では文部科学相に馳浩氏、農林水産相に森山裕氏、国土交通相に公明党の石井啓一氏、復興相に高木毅氏、行革担当相に河野太郎氏、法相には参議院の岩城光英氏が内定している。
法相に内定した岩城光英氏「(昨夜安倍首相から)入閣していただくことになると思うから準備はしていてくださいと。身の引き締まる思いがしました」
また、女性閣僚としては、いずれも参議院から、丸川珠代氏が環境相、島尻安伊子氏が沖縄・北方担当相として初入閣する。
この他、石破地方創生担当相と遠藤オリンピック担当相の留任も固まり、菅官房長官や麻生財務相ら計9人が留任となる。
安倍首相は7日夜、記者会見を開き、こうした人事の狙いなどについて説明することにしている。