今年度上半期の「ふるさと納税」が全国で４５０億円を突破したことが分かった。去年の同じ時期と比べ、約４倍近くとなる数字。

　高市総務相が２３日午前に明らかにしたもので、今年度上半期に、全国の自治体が「ふるさと納税」として受け取ったのは約４５４億円で、去年の同じ時期と比べ３．９倍となる大幅な増加。今年度から１人あたりに認められる枠が２倍に拡大するとともに、各自治体の広報や口コミなどで広がったことなどが原因。

　高市総務相は、堤防決壊により水害にあった茨城県常総市にも多くの「ふるさと納税」が寄せられていると指摘。「地方創生につながる取り組みが積極的に展開されることを期待したい」と述べた。