“民主・維新合流”民進党がスタート
民主党と維新の党は27日午後に合流し、新たな政党「民進党」を結成した。巨大与党に対抗できる勢力となるのか注目される。結党大会の会場から古谷朋大記者が伝える。
民進党の結党大会に先立ち、27日午前、維新の党は臨時党大会で解党を決議した。この維新の勢力が民主党に加わる形で民進党は結成され、国会議員約160人の勢力となる。
維新の党・松野代表「今の安倍政権の暴走を見ると、やはり是々非々という立場ではとても止めきれないのではないか。ここはしっかりとした野党の存在が必要だと確信し、きょうの(解党という)決断に至った」
民進党の代表と幹事長には民主党の岡田代表と枝野幹事長が横滑りで就任する一方、当選2回の若手・山尾志桜里議員を政調会長に抜てきした。維新の党からは、松野代表は無役となるが、代表代行に江田前代表が就任する。
夏の参議院選挙を控え、安倍政権と対決できる野党勢力を目指し、結集する民進党。後半国会で政府を追いつめ、来月の補欠選挙で勝利できるかが、まずは試金石となる。