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枝野幹事長、定数削減なければ消費増税反対

2016年2月17日 23:36
枝野幹事長、定数削減なければ消費増税反対

 民主党の枝野幹事長は消費税率の10%への引き上げについて、軽減税率が導入された場合や衆議院議員の定数削減が実施されない場合には反対する考えを示した。

 民主党・枝野幹事長「(消費税率の引き上げ前に)低所得者対策を十分に行う、それから社会保障の充実、定数削減をセットで行うべきである」

 民主党の枝野幹事長は来年4月に予定されている消費税率10%への引き上げを巡り、衆議院議員の定数10削減が実施されるまでは「容認できない」と述べた。

 また、民主党が「低所得者対策になっていない」として批判を強めている軽減税率が導入された場合にも、引き上げに反対する考えを示した。

 このところ経済状況は厳しさを増しているが、安倍首相は消費税率を予定通り引き上げる姿勢を崩していない。こうした中、民主党は引き上げ反対を明言して政府・与党との違いを際立たせる狙いがあるものと見られる。

 一方、枝野幹事長は、民主党の中川代議士会長が16日、辞任した甘利前経済再生担当相が、睡眠障害で療養中である事を引き合いに「安倍首相を睡眠障害に追い込もう」と発言した事について、「配慮に欠ける部分があった」などと陳謝した。枝野幹事長はその後、中川代議士会長に口頭で厳重注意したという。