２５日午後８時前、中部国際空港に到着したオバマ大統領。ケネディ駐日大使らと共に専用ヘリに乗り込み、サミットが行われる三重県の賢島へと向かった。

　そして、安倍首相と会談。２５日午後１０時過ぎ、会見に臨んだ。

　安倍首相「冒頭、沖縄で発生した事件について、私からオバマ大統領に対し、日本の総理大臣として断固抗議しました。少人数の会談では、全ての時間を割いて、この問題について話しました」

　予定されていた時間を大幅に超え、約１時間にわたって話し合った２人。沖縄でアメリカ軍の元兵士が女性を遺棄したとして逮捕された事件について、かなりの時間が割かれたという。

　オバマ大統領「沖縄で起きた悲惨な事件のこと、心から哀悼の意を表します。アメリカは（犯人が）日本の法の下に裁かれるように、捜査に全面的に協力します」

　そして、２７日に訪問する広島についてオバマ大統領は、「広島の訪問で、第２次世界大戦で命を落とした人に敬意を表し、核なき世界のビジョンを再確認できる」と話した。