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都知事選 蓮舫氏の判断は…自民は様子見か

2016年6月17日 17:45
都知事選 蓮舫氏の判断は…自民は様子見か

 舛添知事の後任は誰なのか、候補者選びが本格化している。

 自民党内では、石原伸晃経済再生担当相や小池百合子元防衛相の名前があがっているが、野党の出方も見極めながら慎重に判断する考え。

 一方の民進党では蓮舫代表代行の出馬に期待が集まっている。また依然として、橋下徹前大阪市長や東国原英夫前宮崎県知事や宇都宮健児日弁連元会長の名前もあがっている。

 自民党内からは、今回は与野党の対決を避けて相乗りできる候補者を探すべきだとの声が出ている。

 安倍首相周辺も「今回は与野党対決を持ち込むべきじゃない。超党派で、都民のためを考えるべきだ」と話している。この背景には前回の知事選で舛添氏を支援したことに対する野党側からの批判を避け、参議院選挙への影響を減らしたいとの狙いもある。このため自民党内には野党・民進党で安全保障政策が近いとされる長島昭久議員を推す声も出ている。しかし長島議員は17日、出馬を否定している。

 長島議員「(Q:出馬されるお考えは?)全くありません。(Q:全然ない?)はい」

 そして、この動きを民進党の枝野幹事長は17日、強くけん制した。

 枝野幹事長「自公が相乗りしやすい人を民進党として推薦するということはありえません。万が一にもそういった動きをする人がいれば、これは反党行為でありますので」

 一方、民進党では立候補を検討している蓮舫代表代行の出馬に期待が強まっている。

 枝野幹事長「蓮舫さんに出ていただきたいという声が党内外に少なからずあるという認識をしております」

 民進党執行部は、6年前の参院選東京選挙区で170万票という大量得票で当選した蓮舫氏は「勝てる候補だ」とみて「決断を見守る」としている。

 蓮舫氏の判断が注目される中、一方の自民党も蓮舫氏の判断が出るまで様子見の姿勢。

 自民党・谷垣幹事長「東京都民、都議会がどういう議論をされていくのか、もう少し見守りたいと思います。メドというのは特に今あるわけではありません」

 ある自民党議員は「蓮舫氏がどうするか見えたら第二幕が始まるってことじゃないか」と話している。22日の参院選公示までに下される見通しの最終判断が当面の焦点となる。

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