安倍首相、英独の首相と電話会談
安倍首相は30日夜、イギリスのキャメロン首相とドイツのメルケル首相と電話で会談した。これについて安倍首相は記者団に対し次のように述べた。
◇
先ほど、英国のキャメロン首相、ドイツのメルケル首相と電話会談を行いました。そしてキャメロン首相とメルケル首相の双方に、英国とEUが強調し、市場の不安を払拭(ふっしょく)し、今後の予測可能性を高める明確なメッセージを迅速に発出するように求めました。
また、先般の伊勢志摩サミットでの合意を踏まえ、G7が一致協力して、世界経済の成長と金融・為替市場の安定に全力を尽くしていくことで、完全に一致をいたしました。
さらに、日-EU、EPA(=経済連携協定)の年内早期妥結に向けた日本の強い決意を伝えました。
英国および、メルケル首相が強力なリーダーシップを発揮することを期待しています。
そして、ともにキャメロン首相に対しましては、英国で活動する日系企業が、これまで通り活動できるよう、適切な要請をしたところ、キャメロン首相から、日系企業を守るために、あらゆる手段を行使するという力強いお話がありました。
また、このことに関しましても、今後ともキャメロン首相と緊密に連絡をとっていくこととなりました。