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“小池氏圧勝”自民党内に衝撃 民進党は…

2016年8月1日 12:39
“小池氏圧勝”自民党内に衝撃 民進党は…

 東京都知事選挙で、小池百合子氏が、与党が推薦した増田寛也氏に大差をつけたことに自民党内には衝撃が広がっている。国会記者会館から川上泰記者が伝える。

 自民党内には小池氏の圧勝は脅威だとの見方が広がっていて、新知事とは協力すべきだという声が強まっている。

 自民党・石原東京都連会長「選挙は本当に完敗でした。本当に申し訳ございませんでした」

 東京都選出のある自民党議員は、小池氏の圧勝は「恐ろしい結果だ」と語っている。自民党内には当初、党の方針に逆らった小池氏について、除名などの処分を下すべきとの声もあったが、選挙結果を受けて「都知事に決まったのに処分する意味がない」などの声が相次いでいる。政権幹部も「除名はせずに、うまくやっていこうとするんじゃないか」と話している。今後は、小池氏が自民党や安倍政権にどのような距離感で対応するかも焦点となる。

 一方、民進党内では「保守が分裂したのに勝てなかった責任は大きい」と執行部の責任を問う声が上がっている。特に、野党統一候補として鳥越氏の擁立を主導しながら、投票日前日に来月の代表選挙に出馬しない考えを表明した岡田代表の対応に批判が強まっている。代表選挙では野党共闘の是非も含めた激しい議論になるのは必至。