共産・小池氏「首相かばうためのウソでは」
愛媛県の内部文書にある2015年の安倍首相と加計理事長の面会をめぐり、加計学園が「実際にはなかった面会を引き合いに出した」とのコメントを出したことについて、共産党の小池書記局長は、安倍首相をかばうためのウソではないかと追及した。
共産党・小池書記局長「総理はカンカンに怒らなきゃいけないはずなんですよ。利用されたんですから、総理が。結局、加計の言っていることが真実ではなくて、総理自らをかばうものであるということをご存じだから、平然としてるんじゃないですか」
安倍首相「私は常に平然としております。実際にはなかった面会を引き合いに出し、県と市に誤った情報を与えてしまったように思うとのことでありまして、それ以上、私にはコメントのしようがないということでございます」
また、小池氏は、愛媛県の文書には「理事長と総理との面会を受け、柳瀬首相秘書官から資料提出の指示有り」などの記載があり、面会がなかったとすると説明がつかないことが多すぎると追及した。これに対して安倍首相は「文書にはコメントする立場にない」と述べるにとどまった。
また、森友学園の問題をめぐり、共産党の宮本議員は、去年9月に財務省と国土交通省が国会対応などを打ち合わせた記録を独自に入手し、財務省の太田理財局長が決裁文書の公表について、「政権との関係でデメリットも考えながら対応する必要はある」などと発言していると追及した。これに対して両省は、打ち合わせの存在は認めながらも「具体的なやりとりは記憶していない」と述べるにとどまった。