安保法“歴史的重要性”防衛白書、閣議報告
今年の防衛白書が閣議で報告された。去年、成立した安全保障関連法について、「歴史的な重要性を持つ」と記された新たな章が設けられた。
白書では、安保関連法が検討された経緯や、法制の内容が記述され、「世界からも高く評価・支持」されており、「本法制が日米同盟を強化し、抑止力を高める」と評価している。
また、中国については、先月、軍艦が日本の領海などを相次いで航行したことや、中国機に対する航空自衛隊の緊急発進回数が急激に増加していることがあげられ、「今後の方向性について強い懸念を抱かせる面がある」としている。
一方、北朝鮮については、今年1月の核実験などを踏まえ、「核兵器の小型化・弾頭化の実現に至っている可能性も考えられる」と分析している。