自衛隊のPKO参加5原則「満たしている」
アフリカのジブチ共和国を訪問した稲田防衛相は、不安定な情勢が続く南スーダンでPKO(=国連平和維持活動)にあたっている自衛隊の部隊について、「PKO参加5原則は満たしている」として、現在の部隊の撤退や任務変更は行わない考えを示した。
南スーダンでのPKOを巡っては、先週、国連安全保障理事会がPKO部隊を4000人増員する決議を採択したが、南スーダン政府はこれに反発していた。
自衛隊がPKOに参加するには、当該国の同意などが必要となるが、現時点でそうした条件が満たされているかについて稲田防衛相は「南スーダンの同意は維持している」として、PKO参加5原則が満たされているため、現在活動中の部隊については撤収や任務の変更などを行わない考えを示した。